街の景観に馴染むかどうかについて議論が交わされたが、もともと鍍金工場などの中小工場が点在する雑多なエリアであることと、前面道路が将来的に拡幅されるため、予め建物をセットバックさせて計画しなければならないことから、むしろ「プチモンド」シリーズの建物にすることで存在感を際立たせる計画とした。
丘の上に佇むモナコ公国の建物をイメージし、全体の雰囲気や外装材などが決められた。
そして、やわらかく洗練された印象の地域住民に親しまれる建物となった。