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オーナーズインタビュー

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医療法人社団徳照会 いとう耳鼻咽喉科 伊藤宏文先生

医療法人社団徳照会 いとう耳鼻咽喉科 伊藤宏文先生

私は、どのような治療が患者さんにとって一番ベストな選択であるかを常に考えて診療に臨んでおります。もし自分自身や自分の家族が病気になったとき、どのような治療が一番ベストな選択であるかを考えるように。
時には厳しい事をお願いすることもあるかも知れませんが、患者さんにとって一番ためになる医療を提供できる医院にすべく日々努力、勉強しております。

【いとう耳鼻咽喉科】
千葉県船橋市前原東4-13-3
やつや本社ビル3F
http://ito-jibika.net/

医療法人社団徳照会 いとう耳鼻咽喉科

プチモンド担当 : この度はクリニックの移転開業誠におめでとうございます!! 今年開業19年目を迎えられ、改めてクリニック移転を決意されたのはどのような思いからだったのでしょうか?

伊藤先生 : 以前のクリニックはテナントビルの2階だったのですが、その物件にはエレベーターがなく、患者様には急な階段を上ってクリニックにご来院いただいておりました。開業から19年目を迎え、ご高齢の患者様も増えてきたこともあり、階段を上ってご来院いただくのは申し訳ないという想いがあり、エレーベーターがある物件に移ることを考えました。また、当院では、より良い医療をより多くの方に提供させて頂きたいという思いのもと、高濃度ビタミン注射やオゾン療法などのアンチエイジング医療も行っており、以前のクリニックでは手狭になったということもありました。

プ : では改めてですが、ご開業された後と勤務医時代と比べ変化したことはございますか?

伊 : 勤務医の頃は、専門領域の診療に特化しておりましたが、開業してからは、診療のことだけではなく、患者様のご家族のことや、地域との繋がりなど、人間関係まで含め関わらせて頂くことが多くなりました。当院の患者様と患者様がご近所で知り合いということも多く、当院もその地域の輪の中の一つとして、地域住民の皆様の声に傾け、当院に求められること、そして当院が地域の中でお役に立てることを実践できるように心がけております。

医療法人社団徳照会 いとう耳鼻咽喉科ク

プ : 開業を実行に移すまでの期間はどれぐらいありましたか?また、準備などはされていましたか?

伊 : 開業を考え始めてから、開業までの時間は長かったと思います。勤務医の頃は、日々の患者様の診療に加え、医師として経験を積むにつれて研修医の指導など責任ある立場を任され、毎日多忙な日々を過ごしていました。そうした中、本当に自分が目指す医療をやりたいという想いが強くなりました。    そうした経緯を踏まえ、開業を決意してから開業までの期間は約2年位掛かったと思います。自分が退職した後、当時勤務していた病院に迷惑が掛からないよう、退職時期については院長先生とよく相談をして決めました。退職の相談をしてから退職まで1年位だったと思います。

プ : :開業に際して、心掛けたことや重要視したものはありますか?

伊 : 開業当初は、クリニックでも医療の質は落としたくないと考え、手術に必要な器具や設備も全て揃えデイサージャリ―も行っておりました。しかし、クリニックで行う処置にはどうしても麻酔や出血などのリスクが伴うことと、先ほども申し上げましたが、開業してみて病院とクリニックでは、患者様に求められる役割が違うという事がわかり、徐々に現在の診療スタイルになってきました。

プ : では、開業に際し予想外に大変だった、苦労したという点はありましたか?

伊 : やはり一番大変だったのはスタッフの採用です。採用を予定していたスタッフが開業直前に辞めてしまったり、患者様への言葉遣いや、対応のことなどを注意したら辞められてしまったなんてこともありました。振り返ってみると当時は本当に色々なことがありました。しかし、今は素晴らしいスタッフに恵まれ、当院には10年以上勤務してくれているスタッフが3名もいます。みんなチームワークがとても良く、本当にスタッフに恵まれていることを実感します。

医療法人社団徳照会 いとう耳鼻咽喉科

プ : さて今後ですが、先生が目標とされているクリニックの姿をお聞かせください。

伊 : 当院は、「患者様の為になる情報と医療を提供することにより、自分たちも成長し、地域社会に貢献する」ことを理念に掲げています。日々進歩する最新医療の勉強をして、患者様に最適な医療を提供すると共に、当院では毎日スタッフ全員が参加して朝夕礼をしています。朝夕礼では、「今日は○○様がこんなことをおっしゃられていた。」とか、「○○様にこんなことがあった。」などの情報や、あるいは次回ご来院時の検査内容や治療内容を共有しています。これはスタッフ一人一人が患者様に関心を持つことにより、患者様に寄り添う医療を提供したいとの思いがあります。あと、私が開業した後、近隣には新しい耳鼻科クリニックもいくつか開業されて若い先生方が頑張って下さっています。当院は開業後19年目を迎え、高齢の患者様も増えてきております。自分自身もクリニックや患者様と一緒に年を重ねて来ておりますので、そうしたご高齢の患者様に対しても、心が寄り添った医療を提供できるようなクリニックになっていけたらいいと思います。

プ : 移転されたご感想はいかがですか?

伊 : Kudoカンパニーの皆様はじめ、沢山の方々のご尽力により本当に素晴らしいクリニックが完成致しました。   以前のクリニックから広さは2倍ほどになり、現在の診療内容に合わせて設計して頂いたので、スタッフ動線もスッキリしていてとても使いやすいです。また患者様からは、「クリニックじゃなくて、まるでホテルのラウンジみたい」と言って頂くことも多く、クリニックらしくない落ち着くデザインが気に入っています。

プ : では最後に、これから開業を志すドクターにメッセージをお願いします。

伊 : どんな仕事もそうだと思いますが、人生にはライフサイクルがあります。仕事面では、若いうちはがむしゃらに働いて研鑚を積み、経験と共に責任も増していきます。一方プライベートでは、結婚したり、出産して家族が増えたりといったようにライフサイクルは日々変化していきます。私は決して開業が最善とは思いませんが、そうしたライフサイクルに沿った無理のない、しっかりとした人生プランを立てて取り組まれることが大切ではないかと思います。

プ : 繁忙の中、お時間を割いていただきありがとうございました!

伊藤先生の地域の皆さんと医療に対する想いが伝わったでしょうか。
伊藤先生が院長をつとめる「いとう耳鼻咽喉科」のホームページもぜひご覧ください。
http://ito-jibika.net/
(取材日:2016年6月24日)

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